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シェルは、コマンドラインのユーザーインターフェースを担う部分です。 SVR系かBSD系かと言ったO/Sの選択やXウィンドウのウィンドウマネージャーの選択と並んでユーザーの好みがもっとも強く現れる部分です。 ベル研究所のSteve Bourneによって開発された最初のシェルです。 全てのUnixに標準で搭載されています。 ヒストリ機能や別名機能を持たないなど、ユーザーインターフェースとしては、不便であるが、Unixの標準スクリプトのほとんどがBourneシェルで記述されており、今では、標準シェルスクリプトインタプリタとなっている。 バークレイ版Unix開発の中心であった、Bill Joyによって開発されたBSDシステムの標準のシェル。 ヒストリ機能や別名機能などが装備され、今でも愛用者が多い。 シェルスクリプトの文法がC言語ににている事からCシェルと名づけられた。 現在では、SVRシステムにも標準装備されている。 ベル研究所のDavid KornによってCシェルに対抗する形で開発されたSVRシステムの標準シェル。 Bourneシェルの機能に加えてコマンド行編集機能やヒストリ編集機能が画面モードで行えるなど操作性にも優れている。 cshシェルにファイル名補完機能やkshと同じような画面モードでのコマンド行編集機能など多数の機能を付加したcshの上位互換シェル。 cshと互換性があので、cshの環境設定ファイル .login や .cshrc等を書き換える事無くtcshに移行する事ができる。 プリンストン大学の学生Paul Falstadによって開発されたシェル。 ファイル名補完やコマンドラインスタック、ワイルドカード、履歴機などの強化、キータイプの省略化等、tcshやksh等を機能拡張した最新のシェル。 GNU版のシェルで、Bourneシェルの強化版。 GNUプロジェクトの標準シェル。 Bourneシェル互換のシェル。 フリーのUnix等にshの変わりに搭載されている事が多い。 |
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